生食用品種

赤系

クイーンセブン

  • 希少生産
  • 生食用

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来歴

山梨県笛吹市の「志村葡萄研究所」志村富男氏が「シャインマスカット」×「マニキュアフィンガー」を交雑育種された2倍体品種。

外観

果皮色は鮮紅から赤紫色。果粒は長楕円形。果粒重は8~10g程度(最大18g)、果房は300~400g(最大500~600g)程度であるが、花穂整形とジベレリン・フルメットの使用方法、摘粒の仕方
により外観は異なる。

食味

果皮は薄くサクサク食感で肉質もしまり、果汁もたっぷりで酸味は少なく皮は口に残らない。何と言っても糖度は20~25度にも達し、バランスのとれた食味は非常に優れている。

収穫期

育成地において8月上旬~中旬の極早生欧州種

特性

樹勢は中程度、裂果は少ないが欧州系という事で雨除けハウスが無難である。皮ごと食べられる品種なので「ジベレリン」処理は必須で「フルメット」処理で中粒以上の果房を目指せる。ただ果粒が密着粒となる為摘粒作業に負担が掛かる。花穂伸長を目的に「ジベレリン」散布も考慮したい。「ジベレリン」処理は2倍体欧州系品種の適用に準ずる。大房・着果過多を避け、棚面の明るさ確保し着色優先の栽培管理を行いたい。
(育成者より許諾済)

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