生食用品種

白系

ジュエルマスカット

  • PVP
  • 希少生産
  • 数量限定
  • 生食用

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来歴

山梨県果樹試験場において「山梨47号(ジュライマスカット×リザマート)」×「シャインマスカット」を交雑育種された2倍体品種。

外観

果皮色は黄緑色、果房は自然状態では有岐円錐形、大きさは極大。ジベレリン処理により、果房重は600グラム程度に仕上げ、果粒は長楕円の18グラム程度、大粒でボリューム感があり外観は優れる。/

食味

果皮の厚さは中、果皮と果肉の分離性は難、肉質は崩壊性でマスカット香は無く皮ごと食べられる。糖度は17~18Brix、酸含量0.4~0.5g/100mで渋みは少なく食味は良好である。

収穫期

育成地において9月上旬 
(シャインマスカットより10日程度遅い)

特性

樹勢は強く、樹の拡がりは大きい。花穂整形は花穂下部4センチ程度を用いて、着粒数を30~35粒程度の摘粒し果房重600グラムが目安となる。基本、満開期にジベレリン25ppm+フルメット5ppm、満開2週間後にジベレリン25ppmを行うことでボリューム感のある良房となる。防除はシャインマスカットに準じた慣行防除を行う程度で栽培は容易である。裂果はほとんど認められていないが、成熟末期には「かすり症」がやや発生することがある。

摘要

果粒肥大はやや劣るが、高糖度を優先させたい場合はジベレリン1回処理も有効である。また穂軸の肥大も2回処理よりも軽減され、十分商品性のある果房が確保できる。
(山梨県より許諾済)

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